2019年7月5日の夜に神戸元町のレンタルスペースにて「仁井田本家の会」を開催しました。
仁井田本家は福島県郡山市の酒蔵で、50年前から「金寳自然酒」という有機栽培のお米を使用した日本酒を作っており、現在は「にいだしぜんしゅ」と名前を変えて継続しています。また2011年より「全量自然米」を宣言し、自然栽培もしくは有機栽培のお米のみを原料とした純米酒のみを醸造しています。
また2013年からは「醸造用乳酸の添加」を止め、2015年から「にいだしぜんしゅ」は「全量生酛造り」となり、2018年からは「蔵付き酵母」とすることで日本酒醸造時の添加を原則なしで醸造しています。
もう一つの主要銘柄「穏」は、有機栽培のお米を原料とし、白麹仕込みとすることで醸造用乳酸の添加を行わず醸造しています。
この様に自然派の取り組みでは全国で見てもかなり先進的な酒蔵です。
今回は、仁井田本家の色々な味を試していただきたく以下の銘柄を提供しました。
・全量蔵付き酵母生酛仕込となった「にいだしぜんしゅ」の定番酒「純米原酒」
・年末年始の限定酒「はつゆきだより」を岡酒商店で半年熟成させたもの
・福島テロワール商品である「おだやか」の山田錦と雄町の中汲み生
・百年貴醸酒2018
また料理は、岡酒商店手造りの各お酒と合うつまみを6品+自然栽培米のおにぎりをご提供しました。お酒と料理のペアリングをお楽しみいただきつつ、それらについてご説明をしながらにぎやかに開催できました。
岡酒商店では、」今後も定期的に自然派純米酒をご紹介するイベントを開催していきます。そして、自然栽培や有機栽培についても紹介していくことで皆さんの生活の中にそれらの食品を選択するという選択肢を提供していきたいと考えています。